事業の趣旨・目的
近年、IoT、ビッグデータ、AIなどに代表される第4次産業革命が世界的に進みつつあり、生産や消費といった経済活動だけでなく、働き方やライフスタイルも含めて経済社会の在り方が大きく変化しています。人口減少や少子高齢化、それに伴う生産年齢人口の減少など制約条件の下、市場競争を勝ち抜いていくためには、イノベーションを社会実装していく必要があります。イノベーションを実現するために欠かせないデザイン力は、新たなニーズを掘り起こし、デザイン力を磨くことは、社会のニーズを見極め新しい価値に結び付けることに直結すると考えます。
また、厚生労働省の「労働経済の分析」によると、企業は新規の人材獲得を困難と感じており、雇用継続や正社員登用などの企業内における「内部調達」等の実施率が比較的高くなっています。よって、非正規雇用等で働く方がキャリアアップを重ね、企業の求める能力(イノベーション=デザイン・ICT能力)を身につけることで、企業経営力もアップし安定した雇用へと繋げていきます。
本事業では、就職氷河期世代の非正規雇用者等に対して短期リカレント教育プログラムを提供し、資格や技術を身につけ、今後の人生にやりがいと安定を供給できることを目指してまいります。