調理製菓分野における、
教育効果の高い遠隔及び
eラーニング教育実践モデル開発事業

事業概要
製調理師・製菓衛生師教育は、素材を選び、頭(理屈)と手(技術)によって加工し、五感(視・聴・嗅・味・触)に訴える(表現)調理品を提供する一連のプロセスを、”身体”で覚える実習中心で行われていた。そして、この実習は、講師が「お手本」を提示し、学生が見て真似、講師が誤りを指摘するといった一連の動作の連続で行われる。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、実習時間や実習科目の短縮・中止が発生し、一連の学生の「学び」の機会が減少しているのが現状である。そこで、コロナ禍においても学生の学びの機会を提供し、学習効果を向上させるため、先端技術を活用した「双方向の教育技法」を開発し、その効果を検証する。 具体的には、①実習におけるアクションカメラを使った講師動線や目線映像、固定カメラを使ったマクロ映像・定点映像、調理音の収録などを行い、学生が観たい情報を学生自身が選択できる教材の開発、②学生からの質問や疑問にリアルタイムに講師が答え、調理技術等を配信する生配信、③スマートグラス等を装着した学生の自宅から届いた映像に対し、リアルタイムに講師が指導する教育システムの開発、④食品衛生・栄養・調理科学・食文化など多岐にわたる見識と教養を身につけることができる教材の開発を目指す。
開発する遠隔教育の概要
対面授業・実習の代替として次に掲げる教育ツールのメリットを生かした教材を開発する。
①eラーニング教材(実技)
実習におけるアクションカメラを使った講師動線や目線映像、固定カメラを使ったマクロ映像・定点映像、調理音の収録などを行い、学生が観たい情報を学生自身が、選択できる教材の開発
②eラーニング教材(理論)
食品衛生・栄養・調理科学・食文化など多岐にわたる見識と教養を身につけることができる教材の開発
③スマートグラス装着配信(実技)
スマートグラス等を装着した学生の自宅から届いた映像に対しリアルタイムに講師が指導、また、遠方の調理師(郊外実習先の専門調理師など)と学生をスマートグラスで通信する特別指導の実現など遠隔教育システムの開発
開発することにより得られる効果
1
内容 遠隔境域導入後
料理実習の疑似体験 教室で、リアルタイムに調理で行われる必要な道具や、手順、動きなど調理技術のあり方を遠隔視聴することができ、調理現場の疑似体験が何度もできる。
2
内容 遠隔境域導入後
郊外調理実習の遠隔指導体験 他専門学校等の教員や郊外実習先の専門調理師が、調理実習中の学生に向けて遠隔指導。郊外実習先に出向かなくてもプロの専門調理師の視点で学生が調理している現場をモニターで見ることが可能。双方向の遠隔実習であるためプロならではの細かい注意点などが指示できる。
1
内容 遠隔境域導入後
ひとりの教員が複数の学生を同時に指導 複数のモニターで学生全員の支店を確認できるため、ひとりの教員が複数の学生の実習状況を把握することができる。指導は通話やグラス状のディスプレイで行う。
2
内容 遠隔境域導入後
学生が実習中に教員に質問する 質問があった学生のモニターを見ながら、教員は支持を出すことができる。。
1年目成果物
本報告書は2021年10月18日〜2022年3月15日までの活動報告書となる。